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2015年8月17日月曜日

デイハウスふたばの山田さんにお会いして

  町づくり、地域おこしに向けた行程で、課題の発見までは辿り着いても、民間企業のようにスケジュールを追いかけながら課題を解決することは、様々な理由から容易ではありません。

  そういった状況の中で自主的に町づくりに参加される民間企業の存在は大きく、今回取材させていただきました「デイハウスふたば」のような存在が阿久根にあることに強い希望を感じました。

  地域の課題を行政と民間で共有し、それぞれの得意とする領域でサポートを行いながら並列的に課題解決にあたる。そのことによって解決に要する時間の短縮が望めますし、本題の周辺にある関係課題の解決も同時に着手出来ます。

  また、必ずしも社会福祉法人であるという使命感から行われている訳ではなくて、地域からの課題、要望にビジネスの種があるという考えのもと行われている点にも感銘を受けました。

  こういった取り組みが事例として地域に認識されることがとても大事だと思います。認識が変われば、課題解決は民間への負担分担から、ビジネスの機会として前向きに着目されるようになります。そうすれば、多くのグループや企業が自然に町づくりに参加出来るようになるでしょうし、何よりも楽しみながら、明るい気持ちで課題へ臨むことが出来るようになると思います。

  地域おこしは経済と結びつけられがちですが、必ずしも数値化出来る経済からおこす話ではありません。病は気からと言いますが、課題も一緒です。「・・・しなければならない。」と暗い言葉に縛られ、最初からネガティブな気持ちで臨むのと「何とかなる!どうにかする!」と前向きにポジティブな気持ちで臨むのでは、全くことなる結果になるという事を私たちは知っています。